HOME » ふくしまと八重 新島八重が貫いた「誇り」 » 弁慶号
襄の飼っていた愛犬で、種類はビーグル犬。子犬のころに、新島家にやってきます。当時、新島邸には広い庭があり、そこで放し飼いにされていました。
弁慶号をとてもかわいがっていた襄。新島旧邸の留守番を頼まれた学生・鈴木彦馬に対して「子犬(弁慶号)を門外に出さないように」と旅先から連絡したり、子犬を預けた同志社理事・中村栄助に対して「犬はおとなしくしていますか?」「弁慶はどうしていますか?」と心配したりしています。さらに、襄は礼装に身を固め、スタジオで弁慶号と一緒に記念撮影までしています。一方の弁慶号も、襄が大磯(神奈川県)で療養していた際には、彼の帰りを待ち続けていたといいます。
同志社大学には、弁慶号をモチーフにしたキャラクター「Ben−K(べんけい)」があり、学生をはじめ、同志社の人々に親しまれています。