八重が生まれた「時代」。新島八重が過ごした幕末〜明治の面影を今に伝える、様々な名跡が福島には残っています。

HOME » ふくしまと八重 八重が生まれた「時代」 » 会津桐工芸

会津桐工芸(会津)

最高品質の会津桐が作り出す 逸品の数々

会津桐工芸

味わい深い桐タンス。

会津地方は良質な桐の産地として知られています。会津桐の歴史は古く、江戸時代に藩主・保科正之によって桐の植林政策が出されたことが、その始まりといわれています。その後現在に至るまで、熱心に研究や植林が行われてきました。

会津特有の風土と厳しい寒さによって作られる会津桐は、年輪が緻密で木目が美しく、光沢があり、また丈夫で軽いことから、日本一の品質を誇るといわれています。熟練の職人によってさまざまな製品に加工され、中でも桐タンスと桐下駄が有名です。

会津では、女の子が生まれると、桐の木を植えていました。桐の成長は早く、嫁に行くころには、たんすが作れるほどに立派な木になります。その桐で桐タンスや桐の嫁入り道具を作って、一緒に持たるためです。桐タンスは非常に耐久性が高く、耐用年数は約100年と言われています。大切な衣類を守るための機能性に富んだ家具であることから、一生ものの家具として数世代にわたり使用されることもあります。

会津桐工芸

鼻緒のデザインも楽しめる会津桐下駄。

また、会津桐下駄は、優れた吸湿性と保温効果が特徴。夏は汗をよく吸い取り、冬は暖かいので、一年を通じて利用できます。現在ではさまざまなデザインの鼻緒もあり、老若男女を問わず、多くの人に親しまれています。

福島県観光交流局観光交流課
TEL.024-521-7398/FAX.024-521-7888