八重が生まれた「時代」。新島八重が過ごした幕末〜明治の面影を今に伝える、様々な名跡が福島には残っています。

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棚倉城跡/亀ヶ城公園(棚倉町)

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棚倉城跡/亀ヶ城公園の写真

水面とのコントラストが美しい桜。

棚倉城は、福島の南の関所として有名な「白河の関」から少し離れた、棚倉盆地の中央にある城です。福島の南寛永元(1624)年、江戸幕府の命令を受けた丹羽長重が、元々この地にあった近津明神を移築して造られました。この地は東北と関東の境とされ、江戸時代には親藩や譜代大名が藩主として任じられていました。そのため、慶応4(1868)年、戊辰戦争の激しい攻防の末、城下町の一部とともに戦火で焼失、落城しました。

棚倉城跡/亀ヶ城公園の写真

長年、棚倉の歴史を見守ってきた大ケヤキ。

棚倉城は、会津鶴ヶ城と同じく平地に建てられた城で、巨大なお堀や敵の侵入を防ぐため築かれた大きな土塁、西側外堀跡の約160mにわたる石垣などが、当時の面影を今に伝えます。現在は亀ヶ城公園として整備され、春はお堀沿いの桜や土塁のツツジが、秋には紅葉が訪れる人々を魅了しています。また公園入り口の大ケヤキは樹齢約620年といわれる巨木で、棚倉町のシンボル的存在です。

平成23(2011)年には、園内に茶道を愛した阿部正備ゆかりの茶室が移築・復元されました。大ケヤキは福島県指定天然記念物に、茶室は棚倉町指定有形文化財にそれぞれ指定されています。

棚倉城跡/亀ヶ城公園

お問い合わせ:棚倉町観光協会

TEL:0247-33-7886

福島県観光交流局観光交流課
TEL.024-521-7398/FAX.024-521-7888